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子供が0歳と2歳の時に転職したパパの話(育休中に転職活動して転勤から解放されました)

私は子供が0歳と2歳の時に転職しました。

下の子の育休が終わる寸前のことです。

そう、育休中に転職活動をしちゃいました。

育休を取っているのに転職活動もしてしまうなんて…と当時は罪悪感もあったのですが、家族との時間をしっかり確保できるようになった今では、あの時転職して本当に良かったです。

2回の育休経験

上の息子くんのときに3ヶ月、下の娘ちゃんのときに9ヶ月の育休を取得しました。

離乳食が思ったより過酷だという訴えを妻から聞いていたので、2回目の育休は保育園に入れるまで長めの期間を取得することに。

育休中は育児・家事を妻と分担して二人三脚で奮闘、終わりのないマラソンのような0歳時育児をなんとか乗り越えてきました。

しかし大変なことばかりではありません。

苦労した先にある我が子の笑顔、これに代わるものは何もありません。

2回の育休経験を通して私が強く思ったのは…

・育児は大変だ!育休が終わっても妻と継続して家事・育児を協力していきたい!
・子どもはかわいい!この先もずっと近くで成長を見届けたい!

しかし前職にはその望みを阻む転勤制度が存在していたのでした。

前職での避けられない転勤

順番から言って次の異動は私でした。

ここ数年は小さい子供がいる家庭は転勤先が考慮されているとはいえ、それも小学生に入る時期までのこと。

その後は単身赴任の可能性が高いです。

小学生になるまでそばにいられたら本望、父は単身赴任して稼いでくるよ!

なーんてことは思えず、成人するまでしっかり成長を見届けたい!と思った私に残された道は転職しかありませんでした。

育休中の転職活動

実は上の息子くんの育休が終わって仕事復帰してから、転職活動は始めていました。

2社に応募しましたが、なかなかうまいこと進まず…転職活動は滞ります。

そんな中で下の娘ちゃんの育休に突入しました。

育休も残り1ヶ月となった頃、何の気なしに久しぶりに転職サイトにログインして求人情報を流し見していると転職エージェントから早速連絡が入り、現在の状況について話し合いました。

今まではバリバリ忙しく働く職場だったが、これからは育児もあるので転勤がなくワークライフバランスの整った職場が良い

上記の希望条件を伝えると、とある職場を紹介してくれました。

それが現在働いている職場です。

当初は「育休中に転職活動ってどうなんだろう?職場の人に申し訳ない気がするな…」と乗り気ではなかったのですが、転職エージェントから諭されます。

「これはなかなか無いチャンスです。職場の人に気をつかうのも大事ですが、人生が大きく代わるかもしれないチャンスとどちらが大事か考えてみてください。」

(む…確かに。こんなに希望に合った条件、なかなか見つからないしな。)

どっちみち転勤してしまう運命なら職場の人との関係は一時のもの、でも家族との関係は一生じゃないか!と考えを改めて、育休中ですが転職活動することにしたのでした。

キャリアのこと

面接はうまくいって好感触、あとは結果待ちでした。

実は内定が出るまでの間、本当に転職してよいのか悩んだのも事実です。

転職先は業務量が少ないのが良いところなのですが、業界内ではあまり注目される存在ではなく、それまで忙しく仕事をしていた自分はそのギャップを受け入れられるのだろうか…?

プライドが問題になりました。

自分の中の仕事というくくりの中で見ると、職場間のギャップは確かに大きいものに感じるかもしれない。でも人生という大きなくくりで見ると、そのギャップってそんなに大きなものではないんじゃないか?そもそも今の仕事が大好きなわけでもないし、家族との時間を犠牲にしてまで守りたいものなのだろうか?

答えはノー。仕事内容より家族との時間の確保が最優先だ!

つい狭い視野で考えてしまっていましたが、大事なのはどんな人生を送りたいかという視点で考えることでした。

収入のこと

もう一点、転職にあたっての悩みがありました。

収入が下がってしまうことです。

元々給与が高水準の職場だったので、転職すれば年収が下がるのは避けられないと転職エージェントから言われていました。

ちまたでは転職をして年収を上げようとよく聞きますが、私のいる業界ではかなり難しかったのです。

転職活動するにあたって妻に年収のことについて相談すると…

「私は仕事好きだからずっと続けるつもりだし、一人の収入じゃなくて世帯年収で考えれば大丈夫でしょ。」とあっさり。

「むしろ転勤されたら家事・育児を一人でこなさなきゃならないから私が正職員で働けなくなるじゃん。単身赴任したら生活費2倍になるし、そっちのほうが負担も出費も大きくない?」うん、確かに。

男は一家の大黒柱なんだからしっかり稼がねばならない!という昭和親父の固定概念が私の中にも知らず知らずのうちにあったのですね。

妻がぶっ壊してくれました。自分一人で勝手に抱え込んでいただけだったんだな。ありがとう。なんだか気が楽になったよ。

妻が望んでいたのは高年収ではなく、一緒に家事・育児をしながら普通の暮らしをしていくことでした。

これで転職を阻む悩みは全て解消されました。

育休復帰直後の転職に対する周りの反応

育休復帰の挨拶とともに、転職のため退職することを職場長に伝えました。

今後の人生を考えると大事な決断だったとは思いつつ、長期の育休を取らせてもらったのに復帰後すぐ退職になって本当に申し訳ない…何を言われても仕方ないな…という覚悟での報告。

「まぁ転勤もあるし、家族のこと考えるとね…」

意外とすんなり受け入れてもらえました。

私と同じように転勤で悩んだ時期があったのかもしれません。気持ちはわかってもらえたようでした。

同僚たちも多くは好意的な反応でした。

一部否定的な目で見られたのも事実ですが、それは覚悟の上でのこと。

わかってもらいたい人にはわかってもらえたので満足です。

男だって家庭優先でいいじゃないか

転職するにあたっていろいろ悩んだ結果、「外で働くより家事や育児の方が好き」という事実に気づきました。

今までより業務の負担が少なく転勤もない職場に転職することで家事や育児に向ける時間を増やすことができ、収入は下がりましたが幸福度は上がっているように感じます。

「男だから稼がなければ」と思いがちでしたが、それはただの固定概念。

男が家事や育児など家庭優先の働き方をしても、自分も家族も幸せになれることに気付けました。

転職してよかった!!!

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