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データ消失リスクについて

子どもの写真や動画を保存する方法は様々ですが、どれも完璧なものは無くそれぞれにデータ消失リスクがあります。どのように子どもの写真・動画を保存運用していくのかを考えるうえでこのリスクを知ることは大切です。本サイトで紹介しているサービスやツールのデータ消失リスクとその対策についてまとめてみました。

経年劣化停電・落雷火事・水害サービスの終了
NAS×
M-DISC××
アルバム作成××
外付けHDD×
クラウドストレージ×××
おもいでばこ×
〇:リスク大 △:リスク中 ×:リスク無し

経年劣化

寿命

形あるものには寿命があります。以下に主な機器やメディアの寿命をまとめます。

  • フラッシュメモリ(SDカード、USBメモリ):約5~10年
  • 光ディスク(CD、DVD、Blu-ray):約10~30年
  • M-DISC:100年以上
  • NAS:約5~10年
  • 外付けHDD:約3~4年
  • おもいでばこ:約5年
  • インクジェット印刷アルバム:約40~50年
  • 銀塩写真アルバム:約80~100年

フラッシュメモリは手軽に使えて便利ですが寿命が短く長期保存には向かないため、子どもの写真・動画のデータ保存には不向きと考え当サイトでは推奨していません。

光ディスクは比較的長寿命ですが、半永久的に保存したい子どもの写真データの保存にはやや高価ですが長寿命のM-DISCがよりおすすめです。

NASや外付けHDD、おもいでばこなどハードディスクを内蔵した精密機器は長くて10年の寿命です。使い方や設置場所によってはもっと早く壊れることもあるでしょうし、逆に10年以上もつこともあるかもしれません。いつ壊れるかわからない所が不安材料です。またハードディスク動作中に衝撃などが加わると寿命を待たずに壊れることもあるので注意が必要です。

写真を印刷したアルバムは比較的長寿命です。特に銀塩写真アルバム(FUJIFILM)であればかなり長期保存が可能です。

経年劣化の対策

光ディスク

  • 専用ケースに入れる(傷から守る)
  • 直射日光を避ける(紫外線から守る)
  • 高温多湿を避ける
  • 立てた状態にする(歪みの防止)

NAS、外付けHDD、おもいでばこ

  • HDD故障予測機能を使う
  • 衝撃が加わらない安全な場所に置く
  • 定期的に買い替える

停電・落雷

停電・落雷の危険性

電力供給を受けて動くNASや外付けHDD、おもいでばこのハードディスク動作中に急な停電が起きた際、ハードディスクに傷がついて破損してしまう可能性があります。
また落雷があった場合は電源のコンセントから大きな電流が流れ込むことで(雷サージ)機器を損傷させる可能性があります。
停電も落雷もそこまで高い頻度で起こるわけではありませんが、もし起こってしまった際はダメージは大きいものとなります。

停電・落雷の対策

  • 落雷のみ:雷ガード付き電源タップ
  • 停電+落雷:UPS(無停電電源装置)を使用

停電リスクに備えるためにはUPS(無停電電源装置)の使用が一番です。UPSはバッテリーのようなもので、仮に停電が起きてもUPSが代わりに一定時間電源供給をしてくれます。またUPSには雷ガード機能が付いている製品もあるため停電・落雷どちらの対策にもなります。
しかしUPSはやや高価なため落雷対策のみであれば雷ガード付き電源タップを使用するのがよいでしょう。

火事・水害

火事や洪水での浸水、地震による建物の倒壊などが発生するとアルバムや光ディスク、NAS、HDDに保存した子どもの写真・動画データが失われてしまう可能性があります。確率的には低いとは思いますが、絶対に起きないとも言い切れません。これに対応できるのはクラウドストレージサービスしかないでしょう。

サービスの終了

クラウドストレージサービスはとても便利ですが、サービスが終了してしまうとデータも失われてしまいます。サービス終了時には事前に通告があるとは思いますが、データの移行先を考えねばならなくなります。そんな事態になった時に焦らなくて済むように、他の方法と組み合わせてデータを保存運用するのがベストです。

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